阪堺線の大和川橋梁は路線最大の橋梁であり、鉄道風景写真を撮る上でダイナミックな演出を手伝ってくれます。また、結合部は溶接ではなく全てリベットを用いたというその特異な様式からは歴史を感じさせる独特の趣もあります。
今日はその橋梁にグググッと近づいてみました。
この橋梁は明治四十四年に大阪の横河橋梁製作所(現在の
(株)横河ブリッジホールディングス)が作ったようです。何故この銘板が欠けているのか、銘板の裏側の鉄材が何故削り取られているのか、いろいろ疑問が湧いてきます。
銘板によれば大阪の会社が作ったのは間違いないようですが、材料は英国製のものが多かったようで、橋梁に使用されている鉄材のあちらこちらに古き英国の鉄鋼会社の刻印があります。
おそらくCARGO FLEET ENGLANDのものと思われる刻印
レールの刻印から何か解ることがあるかなとGoogleで調べてみると、
古レールのページという素晴らしいページがありました。「製造者別リスト」のページにしっかり掲載されています。
2011/01/19 18:27:00