さて、自転車のホイールの振動を減らしても自転車がローラー台の上で走ると新たに発生する振動があります。クランク軸の回転、体重の移動、タイヤの振動などです。特にタイヤの振動はタイヤの厚みが均一で無いことから起こるもので、結構大きな振動源になります。
残念ながらいずれも原因が解っていながら取り去る事ができないものばかりです。自転車を漕ぎ始めると途端に3本ローラー台は小刻みな振動を始め、騒音をまき散らします。特に「ブーーン」といううなり音が直接床を伝わりますから、これはクレーム発生源となることは間違いの無いところです。
そこでこの振動を吸収する方法はないものかといろいろ調べてみました。まずローラー台のメーカーですが、いくつか振動吸収用の商品は出ていますが、どれもやる気が感じられないものばかりで、あまり大きな効果は望めそうにありません。実際試しに使った防振マットも全くと言って良いほど効果はありませんでした。
振動を吸収するには柔らかい部材が良いのですが、ただ柔らかいだけではいくら分厚くてもローラー台の足が床に到達してしまい振動や騒音を伝えてしまいますし、振動吸収材そのものが振動して新たな騒音を発する場合もあります。
試行錯誤を繰り返して結論に至ったのは、柔らかい部材と堅い部材を交互に重ね、更に横方向の自由度も確保するためにピラミッド型に積み上げたもの...。ということで作ったのが下の写真のショックアブソーバーです。軟質・硬質のウレタンゴムを交互にアロンアルファで接着しています。
これであれば何とか形を崩さないまま振動も吸収してくれます。ただ横方向にもある程度は動くのでローラー台全体が雲の上に浮かんでいるような感じになり、漕ぎ始めは少し不安に感じます。ところが、走り出してしまえばこの微妙な揺れも全く気にならなくなるので不思議です。
問題はゴムを積み重ねたことによりローラー台の高さが高くなってしまうことです。ただでさえ普段の位地より高いところにあるローラー台がこのショックアブソーバーによってさらに10センチ近くも高くなってしまいます。これは何もない状態では恐怖そのものですから私はプラットホームと称して日曜大工で写真のような台を作り、乗り降りするようにしています。
慣れれば全く問題はありませんが、もし転倒したときは被害が甚大になると思われますので某かの対策は必要かと思います。自己責任でお願いしたいところですが、私の場合は転倒寸前につかまれる「命綱」を近くの扉に固定して走っています。
下の動画は時速約40km、ケイデンス約90で走行中のローラー台の足の部分の様子です。

試しに家族のものに床に耳を当てて振動を確認してもらいましたが、これがあるのと無いのとでは雲泥の差、直接耳に入ってくる自転車のメカノイズやタイヤのきしみ音は聞こえるものの「ブーーン」という振動などは全く感じられないということでした。
2006年から使用していますが未だ近隣からのクレームはありません。
2010/08/17 23:42:00