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514N Speaker

セキュリティに関しては、二輪は四輪よりどうしてもナーバスになってしまいます。純正の防犯アラームでは音がやさしく感じられるし、四輪などで使用されている市販のアラームシステムの導入も考えましたが、市販品を購入して取り付けるだけだと分析され、最後は破られてしまうという不安も残るので、ここはやはり頑張って自作ということになります。

具体的な内容については一切書けませんが、DIYでシステムを構築される時に参考になれば・・・

VT1300シリーズだけでなく、アメリカンバイクというのは本当に収納スペースがありません。制御部分もTiny45マイコンなどを使って可能な限り小さくまとめるのですが、その小さなパーツでさえも取り付けるにはとても苦労します。


制御部分


アラームの音はできるだけ大きな音を鳴らしたいのでネットを探っていると「514N」というスピーカが格安で販売されているのをみつけました。セキュリティシステムのスピーカー部分の切り売りという感じです。


514N


514Nは確かに音の大きさの割に(本当に大きな音が鳴るのでびっくりします)は小さなボディですが、子供の握り拳くらいの大きさですので収納するにはアイデアが必要です。

音が鳴り響くところ、それでいて外からは簡単に外せないところ。配線が容易に切断できないところ、振動で外れてしまわないところ、雨水の影響を受けないところ...。


パッケージ


さてこのパーツ、購入時には説明書のようなものが無く、パッケージに小さく書かれた事柄とネットで入手した情報をヒントにあれこれ触っているうちに解ってきたので整理しておきたいと思います。

まず、このスピーカーに約30msec程度の短い時間、電源を供給してやると「コッ」という音が鳴ります。アラームセット時のアンサーバックや軽い警告音などに使えると思いますが、スピーカーから出ている黒の配線を切断するとこの音が大きくなります。

ずっと電源を供給してやると巨大なアラーム音が連続で鳴り続けます。連続で鳴っている時の消費電流は約1A強です。上記の黒の配線を切ってもこの連続音の大きさは変化しません。あくまで黒の配線はスピーカー音量の立ち上がり時にかかるエンベロープを選択しているだけのようです。

アラーム音は6種類の音が次々と変化して鳴ります。スピーカーから出ている黒白の線を切断すると、これら6種類の中から1種類のみ鳴り続けます。どの音を鳴らすかはジャンパー線で選択することが可能です。ジャンパー線にDIPスイッチを取付け、自由に選択できるようにしている方もおられるようです。

お安くて電源の供給の仕方だけを制御するだけで使えるので便利な製品ではないかと思います。