宿題をもらった形になっていたETCですが、今後はETC以外にも幾つかの機械類を乗せる予定なので、まずは諸々の機械をハンドルに完全に固定する方法について考えてみました。
そもそも何故簡単に取り付けることが出来ないのか!?
ショップの方のお話ではハンドルがハーレーよりも太いのでクランプする金具が無いということでした。じゃどれくらい太いのか調べてみることに...。通常バイクハンドルの太さは22mmが標準のようです。これがハーレーになると25.4mm、つまり1インチってことです。VT1300CSのハンドルパイプ径をノギスで計ってみると、なんとまぁ31.8mmもあるじゃありませんか。これでは市販のおしゃれなクランプ類は全く使えません。
ど~するぅ?
当初はクランプを自作することも考えましたが、ちょっと待てよと...。31.8mmってどこかで聞いたことのある数値だなと...。そうです。自転車のパーツにあるんです。
最近の自転車のヘッド周りはフォークコラムとハンドルを「アヘッドステム」という一つのパーツにより結合させています。このパーツにはハンドルの径やフォークコラムの径、長さによって様々な種類の商品があります。そのハンドル部分をクランプする部分の太さに31.8mmという寸法があるのです。
たまたま以前、自転車を組み上げた時に残しておいた切断後の28.4mmのフォークコラムの残りとVT1300CSの31.8mmのハンドル部分をクランプしてくれるステムで手頃なものをネットで探し回ると、ありました。
オランダの自転車パーツメーカー、「BBB」の「BHS-23」という商品です。アジャスタブルになっていて、ある程度は角度調節が出来るので便利です。
このパーツに金属の板を加工してVT1300CSのハンドルクランプシステムのベースとしました。暫くの間はこの上にETCを乗せて使用することにします。
初めて商品を手にしたとき、創造していたより太く感じたのでハンドルに取り付けるとアンバランスになるのではと心配しましたが、VT1300CSのハンドルは本当に太いので、違和感なく丁度良い感じになりました。角度調整機能があるとETC本体の水平が取れるので重宝します。
BHS-23はクロスバイクなどに使用されることを念頭に設計されたもののようです。これはマウンテンバイクに準ずるくらいの振動や衝撃にも耐えるものであることを意味します。
多少の重量物が相手でもしっかりクランプしてくれているので、この台の上にはいろいろなものが乗せられるというわけです。