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Chain
■チェーンについて

チェーンを切ったりつないだりするのは自転車愛好家にはよくある話です。寿命による交換や不慮の事故による切断、そしてレースに伴うギア比の変更時などが考えられます。自転車に用いるチェーンは「ローラーチェーン」と呼ばれるもので、短い軸間に確実に動力を伝える装置として一般の機械にも広く使われています。伝達効率も95%以上と高く、自転車用の場合は通常の機械用のものとは違い、変速性能も要求されます。

■チェーンの構造

構造は非常にシンプルで、通常のチェーンは下図のように6種類の部品で構成されています。まゆ形のリンクプレートをピンで連結し、これにブッシュとローラーをはめたものです。ピンはピンリンクプレートにブッシュはローラーリンクプレートにそれぞれ固定されていますが、ローラーは自由に回転することができます。ピンが抜け落ちないように割りピンで止めています。


■チェーンの分解

では実際にシマノ製のHGチェーンを分解して構造を確認してみましょう。

ブッシュ部分をローラーリンクプレートのプレス加工時に鋼板を深しぼりすることにより形成させ、部品点数を減らす工夫がされています。また、リンクプレートの内側を斜めに削ぎ落とすことで斜め方向からのチェーンホイールとのギアの噛み合いを良くするようになっています。また、後述しますがリンクピンとピンリンクプレートは締まりバメで結合されているので割りピンはありません。


■チェーンの摩耗

チェーンはリンクピンとローラーリンクプレート間、ローラーとブッシュ間、ローラーとチェーンホイール間で連続的に摺動を繰り返すので、この部分に砂や埃が噛むと摩耗を起こし、チェーンのピッチが伸びてしまい、歯飛びや騒音の原因になります。そのため、定期的な清掃が必要です。

■リンクピンの結合

自転車のチェーンではお馴染みですが、リンクピンとローラーリンクプレート間の嵌合は締まりバメです。シマノではリンクピンの着脱を繰り返すことで結合力が低下すると考え、同一場所でのリンクピンの再利用はしないで、写真のような専用のリンクピン(アンプルタイプコネクティングピン)を用意しています。